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11月号 2024年流行の手足口病の特徴
2024年シーズンの手足口病は11月になっても流行中です。
手足口病は、「エンテロウイルス」の感染によるもので、エンテロウイルス71型、コクサッキーA6型などいくつかのタイプがあり、2024年はコクサッキーウイルスA6型の流行が確認されています。
インフルエンザ 2024-2025シーズン
マイコプラズマ肺炎2024年、8年ぶり大流行の兆し
マイコプラズマ肺炎は発熱や長引く乾いた咳が続く症状が特徴で、子どもに感染することが多く今年は感染者が急増しており、大流行した8年前の2016年以来の高い水準となっています。感染から発症までの潜伏期間が2週間から3週間と比較的長く、いつ感染したかわかり難く、症状が出ても風邪だと思って出歩く人も多いため、「歩く肺炎」とも呼ばれています。
コロナ感染拡大は第11波、免疫効きにくい新変異株が主流
全国における7月28日までの1週間の新型コロナの患者数は、厚生労働省によりますと全国約5000の医療機関からの報告の集計は前の週から4669人増えて7万2003人となりました。この間の感染状況は1つの医療機関あたりの平均の患者数が14.58人で、前の週の1.07倍となり12週連続で増加しています。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)-予防
SFTSはSFTSウイルス(学名 ダビエ バンダウイルス)による感染症でマダニがこのウイルスを保有しており、マダニに吸血されることでSFTSウイルス に感染します。
マダニはシカやイノシシなどの野生動物も吸血しますので、SFTSウイルスはマダニだけではなく、野生動物、ときにペットなどにも感染することがありま す。このため、マダニからだけではなく、ネコなどのペットからも感染することがあります。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)-治療薬
日本で初めてマダニ感染を確認してから11年が経過しました。
2005年に、マダニが媒介するSFTS(重症熱性血小板減少症候群で長崎県の男性が死亡していたことが国立感染症研究所の検査で2013年に分かり、2013年2月時点でこの感染症による死者は5人でした。その後感染者数は次第に増加して2023年の感染報告数は133例までになっています。(症状は今日の健康2013年3月号を参考にして下さい。)
世界禁煙デー
5月31日は、世界各国で「喫煙と健康を考える日」としてWHO(世界保健機関)により1988年に定められた「世界禁煙デー」で厚生労働省では毎年5月31日から6月6日を「禁煙週間」と定めています。喫煙が健康に与える影響は大きく、生活習慣病や肺がんなど、深刻な健康被害の原因となっています。また受動喫煙によって非喫煙者の健康が損なわれることも問題となっています。
健康食品
健康食品とは健康に役立つ食品全般を指し、特に法律で定義されている物ではありません。 小林製薬の「紅麹コレステヘルプ」、「ナイシヘルプ+コレステロール」、「ナットウキナーゼさらさら粒GOLD」は、悪玉コレステロールを下げる、L/H比を下げるなどと表示されている機能性表示食品です。
コロナとインフル同時流行
新型コロナウイルス、インフルエンザA型とB型が同時流行しています。
2023年末からどちらも患者報告数は高止まり状態で、新型コロナによる入院者数は昨年夏の流行「第9波」並みの高い水準となり新型コロナウイルスの流行は「第10波」と考えられます。
スギ花粉情報 2024
スギ花粉は、2月上旬に九州・四国・中国・東海・関東甲信の一部で飛散開始となる見込みです。近畿は2月中旬、北陸、東北南部は2月中旬から下旬、東北北部は3月上旬から中旬に飛散開始となるでしょう。スギ花粉シーズンは例年並みか例年より早いスタートとなる見込みです。
梅毒患者増、先天梅毒も最多「妊娠前に検査を」赤ちゃんに障害の恐れ
本稿では2015年12月号で梅毒患者数の急増を記しており、梅毒の期別症状などは参照してください。翌年2016に患者報告数は増加したものの、その後は横ばいで、2019から2020年に僅かに減少しました。しかし、東京都では2021年以降、コロナ禍で患者報告数はさらに増加していました。コロナ明け後も患者報告数は増加し、昨年2023年は3600人を超えました。
参照|2015年12月号:梅毒の流行 2015>>
東京都の2023年患者報告数は3年前の2020年の2倍で、女性だけに限れば10年前と比較して40倍増です。全国集計では2022年において、およそ13、000例を超える報告がありました。感染者は男性の20代~50代、女性では20代が突出して増えています。全国集計でも東京都と同じ傾向です。
麻疹の状況
麻疹の予防接種率の低下など本稿で何度が紹介してきましたが、2023年11月に麻疹の復活が世界各国で懸念すべき水準となっていると、世界保健機関(WHO)と米疾病対策センター(CDC)が発表しました。
感染者の急増の背景にはワクチン接種率の低下があります。11月に発表されたCDCとWHOの報告書によると、2022年の世界の麻疹感染者は2021年から18%増え、死者も43%増加。感染者は900万人、死者は13万6000人だったと推定されています。死者の圧倒的多数は小児です。
RSウイルスワクチン
RSウイルス感染症下気道炎を引き起こすウイルスで、対するワクチンは50年以上前から研究開発が進められてきましたが今まで実用化していませんでした。近日中に2社からRSウイルスワクチンが販売される見込みです。
2023年8月米食品医薬品局(FDA)は、米製薬大手ファイザーが開発したRSウイルスワクチンを承認しました。乳児がRSウイルスに感染すると、肺炎などの重症となる場合があるため、新生児・乳児の下気道疾患予防を目的とし、新生児保護の目的で妊婦へ接種するワクチンです。承認されたのは妊娠32~36週の接種で、生後6カ月まで乳児の感染と重症化を防ぐ効果があります。
インフルエンザ 2023-2024シーズン
北半球の今シーズンはインフルエンザ感染症の流行が予想されます。過去3シーズンのインフルエンザの流行はありませんでした。コロナ期間後の空白のために十分な抗体を保有していないと考えられるので、うがい手洗いなどの感染対策とともにインフルエンザワクチン接種が重要と思われます。
新認知症薬の承認
2023年8月21日厚生労働省の専門部会は新らたに認知症薬「レカネマブ」の承認を了承しました。認知症薬はエーザイと米バイオジェンが開発したアルツハイマー病治療薬で、アルツハイマー病の進行を緩やかにする効果を証明した薬としては国内初となります。
専門部会の了承を受けて、厚労相が近日中に正式に承認する予定で、エーザイは1月、レカネマブの製造販売について医薬品医療機器総合機構(PMDA)に承認申請し、厚労省から審査期間を短くする「優先審査品目」に指定されていました。
2023年夏ヘルパンギーナ大流行
ウイルス感染症の「ヘルパンギーナ」は主に幼い子どもを中心に流行する風邪の一種で高熱が続き口腔粘膜の水疱性の発疹を特徴とした急性のウイルス性咽頭炎です。初夏から秋にかけて流行する子どもの夏風邪の代表で重症化すると入院が必要になります。
大多数は「エンテロウイルス属」に属するウイルスが発症原因で、同属の「コクサッキーウイルスA群」である場合が多く、国内の流行は西日本から東日本へと広がる傾向にあります。
禁煙の勧め その③:禁煙への道
平成15年に施行された「健康増進法」において多数の人が利用する学校や施設などでは、受動喫煙を防ぐように努めることが定められています。
・健康増進法第25条
「学校、体育館、病院、劇場、観覧場、集会場、展示場、百貨店、事務所、官公庁施設、飲食店その他の多数の者が利用する施設を管理する者は、これらを利用する者について、受動喫煙を防止するために必要な措置を講ずるように努めなければならない」
禁煙の勧め その②:受動喫煙
たばこを吸うと、ニコチンが肺から数秒で脳に達し、脳内のニコチン受容体に結合します。すると、快感を生じさせる物質(ドーパミン)が放出され、多幸感「気持ちよい」を感じます。しかし、時間が経つと、体内のニコチンが減ってきて「イライラ」などの禁断症状が出てきます。それを避けるために、またニコチンを求めてたばこを吸ってしまうのです。そして、常にニコチンを欲しがり、ニコチンなしではいられなくなります。
禁煙の勧め その①:タバコの害
5月31日は「世界禁煙デー」で、5月31日から6月6日は禁煙 週間です。この機会に、たばこと健康についてタバコが身体に与え る影響を考えてみましょう。
たばこの影響が原因で亡くなるかたは年間約 13 万人います。 今からでも間に合います。あなたのために、家族のために、禁煙し てみませんか?
禁煙外来では保険診療での治療が受けられます。
麻しん風しん定期予防接種の接種率低下
麻しんは予防接種率が95%以下になると流行可能な状況になります。麻しんを予防するために、麻しん風しんワクチン(MRワクチン)の定期予防接種が実施 されており、1歳以上2歳未満で1回(I期接種)、5歳以上7歳未満(小学校入学前の 1年間)で1回(Ⅱ期接種)の計2回の接種が、定期予防接種として定められています。
これまで95%以上の高い接種率が得られていたI期接種の接種率が、2021年度は日本全体で93.5%と低下してしまいました。
コロナワクチンの今後
ウイルスは流行に伴ってできる感染者の免疫から逃れるように、次のバージョンの変異株に変わっていきます。変異株に対応したワクチンで感染を完全に防御することは非常に難しいと思われます。一方で今回の新型コロナに対するmRNAワクチンは、強い細胞性免疫を誘導でき、変異株にも強く、また持続性も高いことが知られているので、3回接種した人については、細胞性免疫が十分誘導され重症化する可能性はかなり抑えられます。ワクチン接種に加えて感染経験があれば尚重症化リスクは下がり、感染症の終息につながると考えられています。
コロナ発生から3年
日本ではダイヤモンドプリンセス号に端を発した新型コロナ発生から3年が経過し、今後パンデミックの終息をどう判断するのかが注目されています。
1日あたりの死者数は、パンデミックが終息しつつあるかどうかを判断する1つの指標で、その他にも、患者数や、流行の季節性、ワクチン接種率、有効な治療法の有無、現在および新たな変異株の感染力などが挙げられます。
スギ花粉情報2023
2023年春、スギ花粉の飛散量は九州~東北で前シーズンより多く、特に四国・近畿・東海・関東甲信で非常に多い予想です。飛散開始は例年並みで九州から関東で2月上旬からスタートし関東甲信と東北では例年に比べて非常に多く飛ぶ見込みです。
昔々コ-ラは“薬”だった 意外な歴史
コカ・コーラの原形 は、 1886 年頃アメリカで 「薬」 として作られて販売された飲み物でした。薬剤師であるジョン・ペンバートン氏は、1880 年ごろ、「奇跡の植物」として注目を集めていた現在では麻薬の「コカイン 」を使い、ワインにコカイン の成分を溶かし込んだ飲み物を開発しました。
コロナ第8波はあるのか
2022年1月第6波の主流だったオミクロン株BA1.1が緩やかにBA.2に移行し、6月~8月の第7波で、BA.2が変異した「BA.2.75」通称:ケンタウロス)が出現し、これまでとはいろんなタイプが合わさり全く異なる特徴を持つことから、ギリシャ神話の半人半獣に例えて「ケンタウロス」と呼ばれ、感染力は「BA.5」の3.24倍で感染力が強いことが分かり、日本ではオミクロン「BA.5」から「ケンタウロス」への置き換わりが進む可能性がありましたが、
日本人は1月にBA.2感染を一度経験していたことから、ケンタウロスはあまり広がらず、日本人にとってはBA.5の方が感染力が強く、第7波では「BA.5」が主流で大流行しました。
2022年秋冬コロナワクチン接種重要ポイント
オミクロン株対応コロナワクチンは、インフルエンザワクチンとの同時接種が可能で、接種タイミングに制約はありません。インフルエンザワクチン以外のワクチンの場合は、オミクロン株対応コロナワクチンと同時に接種できず、互いに片方のワクチンを受けてから2週間以上の間隔をあけて接種することとなります。
インフルエンザ 2022-2023シーズン
新型コロナウィルスの蔓延に伴い世界的にインフルエンザウイルスの感染者数は激減していました。南半球は北半球でのインフルエンザ流行の指標とされており、今期の南半球でインフルエンザが急増している状況のため、北半球では今シーズン2年ぶりにインフルエンザ感染症の流行が予想されます。
サーチュイン遺伝子
サーチュイン遺伝子(Sirtuin)とは、老化や寿命の制御に重要な役割を果たすとされる遺伝子で「長寿遺伝子」とも呼ばれ、細菌から哺乳類まで多くの生き物に備わっています。サーチュインの発現量を増やすことで老化制御につながる効果を得られたとする動物実験が多数報告されており、人を対象とした臨床試験も進められています。
オミクロン株 BA.5
減少傾向がしばらく続いていた新型コロナウイルス感染症の新規感染者が、再び全国的に増加傾向をみせています。厚生労働省に対策を助言する専門家組織は6月30日の会合で、オミクロン株の新たな派生型「BA.5」が増加要因になる可能性があるとして注意を促しています。また、現在の増加傾向が感染拡大の「第7波」の兆しなのか注視する必要があるとしています。
サル痘
サル痘は、サル痘ウイルス感染による急性発疹性疾患で、感染症法では4類感染症に位置付けられており、1970年にザイール(現在のコンゴ民主共和国)で初めて報告されて以降、アフリカ中央部から西部にかけて主に発生してきています。自然宿主はアフリカに生息するげっ歯類が疑われていますが現時点では不明です。稀に流行地外でも流行地からの渡航者や輸入動物等に発生した事例があります。
毎年5月31日は「世界禁煙デー」
世界保健機関(WHO)は、平成元年に、毎年5月31日を「世界禁煙デー」(World No-Smoking Day)と定め、喫煙しないことが一般的な社会習慣となることを目指した「たばこか健康かに関する活動計画」を開始し、世界各国で禁煙を推進するためのイベントを毎年実施しています。日本では、5月31日~6月6日までを「禁煙週間」と定め、禁煙や受動喫煙防止の普及啓発を進めています。
コロナの影で鳥インフルエンザ
コロナ7波はあるのか
花粉情報 2022
1月20日、日本気象協会は2022年春の花粉飛散予測(第3報)を発表しました。花粉の飛散は2月上旬からスタートし、3月は各地でスギ花粉がピークになりそうです。東京のスギ花粉飛散のピークは3月上旬から下旬の見込みです。
花粉対策では、花粉の飛散情報を毎日チェックし、花粉が跳び始める10~14日前から抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤の内服を始めましょう。飛散する花粉量が多い日は、スギやヒノキの花粉を体内に吸い込む量をできるだけ少なくするように気を付けましょう。
子宮頸がんワクチン
2021年11月子宮頸がんなどの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防ぐワクチンについて、政府が積極的な接種勧奨を令和4年度に再開することになりました。HPVワクチンは8年前に定期接種を始めてすぐ、体のしびれや痛みなどの症状を訴える人が相次ぎ、個別に接種案内を送る積極的勧奨を中止していました。
オミクロン
東京都の新型コロナウイルスの感染者数は次第に減少し最近は1日の感染者数が20人前後となっています。しかしながら11月26日に南アフリカで新種のコロナ変異株が報告されました。
南アフリカで確認されたB.1.1.529(オミクロン)は約2週間前に発見された変異ウイルスで、一部の地域で急速に広がっていることが確認され、WHOは11月26日に、この変異ウイルスを「オミクロン」と命名し、あわせて「VOC(懸念される変異ウイルス)」に指定しました。
新型コロナワクチン3回目接種
厚生労働省の専門部会は10月28日、新型コロナウイルスワクチンを2回接種した人が対象の3回目接種について、希望する国民全員とする方針で一致しました。
時期は2回目から8カ月後が目安となります。職種や年齢などによる優先順位は設けないが、2月に先行接種が始まった医療従事者からとなる見通しです。厚労省は、11月に改めて専門部会を開き正式決定するとしています。
インフルエンザ 2021-2022シーズン
今期のインフルエンザワクチンは供給量が減少し、出回るのも例年より遅めです。厚生労働省によると、ワクチン株の増殖が思わしくなかったため、今季のインフルエンザワクチンの供給量は今年8月時点で、約2600万~約2800万本を見込んでおり、昨季の3342万本より大幅に減ると予想されています。
新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンの接種間隔
新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンの接種間隔の基本的事項として、ファイザー社やモデルナ社のmRNAワクチンは、実績がないので接種前後2週間は他のワクチンを接種しないことを厳守してください。
新型コロナワクチンを先に2回済ませてから14日後、2週後の同じ曜日以後にインフルエンザワクチンの接種を開始することをお薦めします。
コロナワクチン3回目接種は必要か
ファイザー社、モデルナ社のmRNA ワクチンなど多くの新型コロナウイルスに対するワクチンは、 2 回接種によりほとんどの人に十分な免疫が形成されます。
しかし、免疫抑制剤を服用している人や高齢者においては、免疫が不十分な場合もあります。また十分な免疫が形成された場合も、半年程度は維持されると考えられていますが、それ以上の長期に維持されるかどうかは現時点では不明です。
コロナ治療薬
新型コロナ治療薬として点滴薬や、経口薬の使用が許可されると、新型コロナ感染症は簡易式の診断薬もあることから2類感染症からインフルエンザ相当の5類感染症に格下げされるかも知れません。
6月4日報道によると、米国で5月26日に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の軽症から中等症の高リスク成人・小児患者を対象とした治療薬としてsotrovimab(VIR-7831)が、米国食品医薬品局(FDA)より緊急使用許可(EUA)を取得しました。
コロナ変異株(その2)
4月下旬からインド由来の変異株が英国株に続く「脅威」と考えられています。 インド株は日本人に多い白血球の型による免疫が効きにくくなると指摘されており、感染力は英国株を上回るという報告もあり警戒が必要です。
インドでの感染は4月下旬1日34万人でメディアは連日インドの惨状を伝え、1週間平均では1日約34万人の感染が判明し、約2600人が死亡しています。病院のベッドが埋まり入院できない大勢が路上で酸素吸入を受けています。
コロナ変異株(その1)
2020年1月、国内で初めて感染が確認されたのは中国・武漢系統の株だった。武漢系統の株は消滅したましが、同年3月ごろに始まった「第一波」は欧州から流入した株が引き起こしました。
そして現在、欧州系統の株が、N501Yの変異株に置き換わりつつあり、さらに重複の変異を持ったインド株が出現し国内入ってきています。
胃がんハイリスク ABC 検診
胃がんハイリスク(ABC 検診)とは、ピロリ菌感染の有無と胃粘膜萎縮の程度を測定し、被験者が胃がんになりやすい状態かどうかをA~D の4群に分類する新しい検診法です。血液を採血する簡便な検査で、特定検診(メタボ健診)などと同時に行なうこともできます。
帯状疱疹を予防するワクチンの比較
2019年まで50歳以上の方を対象に帯状疱疹予防ワクチンとして「水痘の生ワクチン」の接種が推奨されてきましたが、2020年1月に「帯状疱疹に特化した不活化ワクチン」が新たに発売されて1年が経過しました。いずれも水痘にかかったことのある方の帯状疱疹の予防としての効果が認められており、50歳以上の方は接種可能ですので接種をお勧めします。
花粉情報 2021
2021年春の花粉飛散傾向予測は、九州から近畿、北陸、関東、東北の広い範囲で例年より少ない見込みです。一方、2020年春との比較で見ると、九州から関東にかけて多く、四国や東海、北陸で非常に多くなる予想です。これは前シーズンが例年より少なかったためであり、前シーズンに花粉症の症状が軽かった人も 2021年春は注意が必要です。
コロナウイルスのワクチン
現在日本はファイザー、モデルナ、アストラゼネカの3社とコロナウイルスワクチンの輸入契約を結んでいます。今のところ日本での接種計画は、ワクチンを日本政府が購入して、国民への接種は区市町村が主導して行ない、接種希望者は自身の住民票のある区市町村でクーポン券により接種されるようです。
楽しみは半年先にある
2020-2021 今期のインフルエンザの流行は??
今季のインフルエンザは例年に比べて患者数が少なく推移しています。しかしながら、今後、海外との人の往来が盛んになれば今季もインフルエンザ流行はあり得るとの前提で、ワクチン接種などの予防策を進める必要はあります。
乳糖不耐症と牛乳アレルギー
インフルエンザ 2020-2021シーズン
インフルエンザウイルスの遺伝子は変化しやすいため、以前に獲得した免疫は低下しています。毎年予防接種を受ける事によってインフルエンザにかかりにくく、症状を軽減することが期待できます。
10月から接種予定ですが、今年はコロナの影響で前後するかもしれません。
2020年夏のコロナ以外の感染症について
新型コロナウイルスの現状と今後 (その2)
新型コロナウイルスの現状と今後 (その1)
ニューヨークなどアメリカ東海岸やイタリア、スペイン、フランス、英国など欧州で流行している欧州株は武漢株より深刻な被害を出しており、さらに輸入症例からの広がりは感染経路がたどりにくいだけに一段の警戒が必要です。
喫煙と新型コロナウイルス
感染予防として手洗い・マスクが重要なように、ウイルスの付着した手で口元に触れることは感染のリスクになります。タバコを吸うと何度も口元に汚染された可能性のある手を近づけることになるため、感染リスクを高めることになります。
新型コロナ感染拡大の防止について
新型コロナウィルス肺炎流行対策
石鹸や流水で頻繁に手洗いをするか、アルコール消毒薬で、手をふき、むやみに目、鼻、口を手で触れないようにしましょう。一般のマスクでは、ウィルスは通過してしまうのですが、マスク着用は、咳エチケットの為に自分からのものも相手からのものも飛沫をさえぎるには有効です。
花粉情報2020
2020年春の花粉飛散量は、九州から関東甲信にかけて、例年より少ない見込みです。特に、九州では非常に少なく、中国や近畿でも非常に少ない所があるでしょう。東北南部は、おおむね例年並み、東北北部と北海道ではやや多い見通しです。
インフルエンザの流行状況と同時期の感染症
生姜と乾姜 その2
生の生姜には鎮痛・解熱・消炎・発汗効果によって、体温を下げようとする効果があります。加熱や乾燥をした生姜には、代謝を良くし、深部から熱を作り出す働きがあり、身体を芯から温めて持続させる効果があります。
生姜と乾姜 その1
ショウガには多くの効能が有るといわれています。漢方薬では生薬として多くの漢方処方に使われており、生の状態から乾燥させたものを生姜、蒸した後に乾燥させたものを乾姜と呼びます。熱を加えることによってショウガに含まれる有効成分の量が変化し、効能の違いを生み出しています。
インフルエンザ 2019-2020冬シーズン
インフルエンザの予防接種は毎年10月から開始します。抗体ができるまでに3~4週間かかりますので、インフルエンザが流行しはじめる12月初旬までに抗体をつけるために、11月初旬までに予防接種を受けることをお勧めいたします。受験生の場合は、2回接種をお勧めします。
死因としての認知症
日本では認知症に対する偏見などもあり、これまでは医師が遺族に配慮して、「老衰」や「誤嚥性肺炎」を死因として死亡診断書に記載することが多く見受けられましたが、近年はそうした場合に死因を「アルツハイマー型認知症」とすることが少しずつ増えてきています。
老衰死
地球温暖化と感染症(4)
地球温暖化とは、単に気温が上昇して暑くなるという現象ではありません。温暖化は人の健康に直接的、間接的に影響を及ぼします。熱波や洪水などによる被害、マラリアやデング熱などの動物が媒介する感染症の拡大などが懸念されます。
受動喫煙
2020年4月、望まない受動喫煙を防止するための取り組みは、マナーからルールへと変わります。具体的には、施設類型ごとに、喫煙措置や喫煙場所の特定を行うとともに、喫煙可能な場所には掲示が義務付けられることとなります。
結核 (その2)
結核は治療をしっかり最後までできれば、ほぼ治る病気です。確率は低いですが、再発することがありますので、治療後2年間は定期的に胸部エックス線検査をします。自己判断により途中で治療を止めた場合、薬剤耐性結核を引き起こす危険性があるので最後まで治療しましょう。
結核(その1)
なぜ朝食は食べた方が良いのか? (その2)
花粉情報2019
なぜ朝食は食べた方が良いのか?(その1)
甘いものが止められない人へ(その2)
甘いものが止められない人へ(その1)
砂糖の主成分はショ糖であり虫歯になりやすく、肥満や糖尿病などの原因にもなりやすいので避けたい、かといって人工甘味料は遠慮したい。とおもっている人は多いと思います。そこで手に入りやすい天然甘味料をまとめてみました。
インフルエンザ 2018-2019シーズン
インフルエンザの予防接種は毎年10月から開始します。抗体ができるまでに3~4週間かかりますので、インフルエンザが流行しはじめる12月初旬までに抗体をつけるために、11月初旬までに予防接種を受けることをお勧めいたします。受験生の場合、2回接種をお勧めします。
がん予防に効果のある野菜 ④
がん予防に効果のある野菜 ③
風しん 最近の話題 (その2)
風しんの患者を性別・年齢別に見ると、20代から40代の男性が多く発症しています。 これは予防接種を受けていない、または1回しか接種していない世代と一致しています。 また、この世代は、これから父親になる人も多く、妊娠中の女性に 感染する可能性があるのです。
風しん 最近の話題 (その1)
従来風しんは小児が罹患する疾患であると考えられてきましたが、2011年から2013年にかけて本邦においてこの風しんが成人を中心に大流行し、大きな問題となりました。このときの流行の特徴は、20-40歳代の成人が患者の8割近くを占めていたことです。
麻疹(はしか)の流行について
麻疹は、ワクチンと γ グロブリンによる予防以外には、治療薬もなく対策ができません。 感染経路は、空気感染と言って麻疹の人と同じ空間に居たり、麻疹の人が出て行った直後に その空間に入ってきた場合は、その部屋の窓を開け放して 2〜3 時間換気をしなければ、うつってしまう程の強い感染力を持っています。